月下獨酌/5

脚の筋が短く痙攣した。
ふっと息を吐き出して、目覚める。
首筋の汗を手の平でぐいっと拭って、 そして斜め前の人影に気付いた。

「赤空殿・・・、また、ですか?人が寝ているときに近づくのは止めてください」
「別にわざとじゃねえよ」
ぶっきらぼうに、へらへらと笑いながら彼は無精髭の生えた 顎をさすった。
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