月下獨酌/4

臓物が溢れてくる。


押し込めようとして、両手で掴もうとするのに、焦点が合わない。
・・・・・・・・掴むどころか、目に映る像まで、歪む。

「巴、巴、とも・・・」

焦り。焦り。そして絶望。消失感。
血の臭いに包まれて。梅の香が探せない。

―――――君を探せない。
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