月下獨酌/2
普段と同じように刀を抱えたまま、座り込んだ。
指先が妙に白いのに気付く。
・・・己の、吐く息の生暖かさに、笑う。
ふと見ると片袖にべったり血糊が付いていた。
「気付かなかったな」
正直言って着替えるのも億劫だった。
この頃は彼に話しかけてくる者も殆ど居はしない。
すぐに出動かも知れないし、構わないだろう。
■次へ
■その他/3へ戻る
Worksへ