戀(こひ)/16

長い睫毛が揺れる。
白い肌に色鮮やかな唇の紅が艶やかさとしたたかさを感じさせる。

何も言わなくなった左之助にもう一度礼をするとくれはは立ち去っていった。


「なんだか謎の美女、でござるな」

またまた神谷道場でちゃっかり夕餉をご馳走してもらった左之助は 庭先で綻びだした梅の花を眺めている剣心にこれまでの話をした。
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