生きてこそ/2
死ぬ時は、出逢った人々の懐かしい記憶が
鮮明に甦るのでは、と期待して。
愛しかった人達の、大好きな笑顔が浮かぶのではないかと
待ちわびた。
何もない。
何もない。
無だ。
人間は、独りで生まれ
独りで死ぬ。
使い古されたコトバを
これ程実感したことは、ない。
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