天の供物・睦月/4
「・・・お正月も終わっちゃったね」
ぽつりと白い息と共に、薫が漸く口を開いた。
「ああ」
「剣路もこれで三つだよね?」
「―――ああ」
初めて会った時から、強い芯を持った娘だと感じてはいた。
けして簡単ではない事象が幾つも彼女の前に立ちはだかったが、 彼女はそれを弾くことはせず、柔軟に吸収して大人になった。
そのしなやかな剛さを、時折、剣心は羨ましく思う。
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