天の供物・睦月/3

あまり音を立てない歩き方は昔からで、彼女は疾うにそれに慣れてはいたものの、 今日は酷くそれが神経に障って溜息をつく。
やがてすぐ真後ろに彼の気配を感じた薫は、見詰めていた柊の尖った葉先から、 剣心に視線をずらした。
くたくたと眠り続ける息子の白い顔と、月明かりに浮かび上がる薫の顔の輪郭が くっきりと瞳に焼き付くようで剣心は思わず眉を軽く顰める。
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