天の供物・睦月/2
「薫殿」
遠慮がちに、いつもよりやや低めの声が問いかけた。
「・・・冷えるからもう部屋に入った方がいいでござる」
薫は剣心が声を掛けたにもかかわらず、たおやかな項を彼に向けたまま、着膨れた子供の背にぎゅっと腕を回す。
「薫殿?」
彼女の様子が不自然なことに気付いて、剣心も草履を履いて庭へ下りた。
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