天の供物・師走/10

新月で、星だけが妙に明るい空からちらちらと白いものが舞い落ちてくる。
「・・・おいで」
彼の酷く疲れたような肩に、皺の深い指を置いた。
冷え切った彼の身体が小さく身動いで、振り向いた蒼白い顔はまるで病人のようだった。
彼はふるりと首を振り、ぎこちなく立ち上がるとそのまま『彼女』の傍へ 歩いてゆく。
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