彼方/2

下手に周りを確認すれば身体の部品がもげた死体を幾つも視界に入れてしまう。

「・・・っく」

どうしてこんな処にいるのだろう。
初めはもっと違っていたのに。
自分は沸き上がる高揚感に包まれて、この小さな手の平でも栄光や手柄を掴めそうな気がしていたのに。

大声で叫んでしまいたかった。
闇雲に走り出してしまいたかった。
しかしそんなことをすれば敵に呆気なく見つかり、殺されてしまうだろう。
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