ふたりで一緒に/2
「これ、これ、これっっ!!!」
見るとその左手には古ぼけた紙の束がある。
蒼紫はやれやれといった顔をしてまず落ち着くように操に言う。
「・・・他人(ひと)のものを勝手に覗くのはよくないな」
責めるような口調ではなく、まるで独り言みたいな言い方だった。
「そんなぁ。 鍵が付いてるわけじゃなし、薫さんだって読むなとは手紙に 書いてなかったもん」
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