花隠れ・一章/1
思ったより早く限界が来た。
両手を握り締めようとするがうまく力が入らない。
こんな無様な姿を誰にも見られたくなくて 重い足を引きずるようにして街道を反れ、獣道に向かう。
ほんの少し分け入ったところでこれ以上動けなくなり 大きな樹の根元に崩れるように腰を降ろした。
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