雨の名残/2
剣心は身じろぎひとつせずに横たわっていた。
「・・・・・・」
もう一度恵はため息をつくと剣心の額の汗に張り付いている 数本の前髪を除けた。
しばらくその蒼白い寝顔を見つめる。
彼が志々雄との戦いでボロボロになったとき 誰のために生き延びたいと願っただろうか。
「・・・神谷・・・薫・・・」
自分で問うて自分で答える。
そのくだらなさに思わず自嘲する。
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