春を待ちながら・三章/12

「うん」
ずっと、ずうっと。
君と春の季節を歩きたくて、刀を握ってきたんだ。
ちゃんと、君には届いて、たんだ。
「君の、香りが好きだった。 早春の、凛とした香りが好きだった。 ずっとその事を考えてる。 ずっとその事を抱いてゆく。 だから。・・・これからも多分、剣を振るい続けていくよ」
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