春を待ちながら・二章/9
君の記憶を、俺の懺悔の楔にしてしまうことを、君が是とするはずはないのに。
「ごめん・・・ごめんな」
他の誰にも赦されない俺を。
君だけは、許して。
凍えた空気が、温み。
刺すような川の水が、さらさらと膚に触れ。
色彩豊かな花と緑と。
唄う小鳥たちと忙しく動く虫たちと。
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