春を待ちながら・二章/4

そんな血の檻から俺を解き放ったは君で。

そして同時に、
君が俺の過ちを露わにする。



それでも君と居たかった。
君と居て幸福だった。
君が突き付ける俺の過ちに、苛まれながら。
君が晒した本当の自分に、嫌悪しながら。

君を愛して。
―――それは、俺のどろりとした全ての負を、凌駕して。

俺を幸せにした。
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