春を待ちながら・二章/2

「あなたは、本当に血の雨を降らすのですね・・・」

そうだよ。
降らして。
浴びて。
まみれて。
同化した。

だから。

白梅香を嗅ぎ分けられたなんて、衝撃だったよ。
血の臭いしか嗅げなかった俺が。
返り血を浴びた君から、甘酸っぱい花の香を探し当てたなんて。
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