春を待ちながら・一章/2
滅多に声を荒げない彼の一喝に、わたしは縮み上がって。
彼はすぐにそれに気付いて、ごめんとわたしの頭を撫でた。
―――そうなのだ。
もっと自分に自信を持たないと。
彼に失礼だ。
わたしを選んでくれた・・・大切な幼馴染みに。
父にそのことを少し相談した時、父は普段通りに優しく微笑みながら。
けれど瞳を淋しそうに伏せた。
■次へ
■剣心・巴その6へ戻る
Worksへ