ことほぎ/11
「・・・!?」
まだ嚥下しないまま含んでいた酒を、そのまま巴の口内に注ぎ込む。
こくっと白い喉が動いて。
それを確認してから剣心はゆっくり唇を離し、掠めるように舌先で 巴の口の端に零れ落ちる酒を舐め取った。
「・・・・・・」
唐突な展開に目を瞠った彼女の、固まった様子に思わず剣心は肩を震わせて笑う。
「な、何をいきなり・・・」
「このくらいしないと、酒をくれた師匠に悪いだろ?」
■次へ
■剣心・巴その6へ戻る
Worksへ