ことほぎ/8
「ほら、この白の深さ、流れの勢い・・・、素晴らしいですね」
「うーん、俺はよく解らないけれど・・・」
足を洗い、口を濯いで。
剣心はくつろいだ顔で胡座をかいた。
「今じゃ一廉の陶芸家だから、やっぱり巧い、んだろうな」
「綺麗ですよ、とても」
「・・・似合わないよなあ、何せ筋骨隆々だし」
最後のぼそりと漏らした科白は巴には届かなかったようだ。
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