空の下で/10
操のぱりぱりと煎餅を囓る動きがふと止まった。
「やっぱりどこかで不安だったのかもね」
照れくさそうに、そして寂しそうに薫は笑った。
剣心の彼女への気持ちを疑ってるわけではない。
でも彼がひとつの場所でずっと羽を休めていることが薫は 不思議だった。
ふいに剣心が消えてしまっても自分は嘆きこそすれ、驚きは しないだろう。
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