比翼/1
それはいつからだったのか。
初めて会ったときから?
それとも少しずつ、
ゆっくりと?
「比翼の鳥?」
少し高めの声が幾分のんびりとした間合いで響く。
私はふたつ湯気の立った汁碗を並べて頷いた。
「そう。近所のおばさん達がね。
とうとうあんたらも比翼の鳥になるんだねって」
「まぁ、め・・・夫婦になるものにはよく使う形容でござるな」
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