寄す処/16

八人目の男の足の腱を斬る。
翻る刀の煌めきが、同時に二本の腕を斬った。
返り血が、剣心の白い顔を彩り。
その刃を彩り。
しゅ、と光の線が。
奔る、奔る、奔る。
標的を追い、交わし、無我の状態でのその剣捌きは まるで引き込まれそうなほどに美しく壮絶だ。

しかし一体幾人が気付くだろう。
その卓越した剣技の凄まじさが。
寄す処へ還る為の、想いの強さであることを。

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