縁の報告書/11
/証言その二/
もともとわたし達は身よりのない彼女を可哀想に思っていろいろ親身になっただけなんですよ。
ただやはりわたし達も生活してゆく為に幾ばくかの金は必要でしてねえ。
弟子も居ない道場の経営なんてムリなこともあって、 良かれと思って土地の売買を勧めていただけのことなんです。
ふらりとどこからともなく現れた抜刀斎に邪魔されて、挙げ句殺されそうになるなんて、 どう考えても不条理じゃあござんせんか?
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