More/7

「ふ・・・」
走り読みをして、彼女は小さく自嘲した。
まるでこれは恋文のようだ。
愚かな少女の、恋文だ。
取り繕った文の端々に、本音が吐露されている。

見なさい、巴。
これがお前。
哀れな女を演じた、浅はかな女。
天は全てを知り全てを配し賜う。

お前と、清里と、抜刀斎を。
■次へ
■剣心・巴その5へ戻る

Worksへ