かすがい/17

冷たい掌が、額に触れている。
目覚めて、最初に気付いたのがそれだった。
そして。
「巴・・・?」
聞き慣れた声。
愛しい声。
「巴、大丈夫か?」
ゆるゆると目蓋を持ち上げると、剣心が心配そうに自分の顔を覗き込んでいた。
「あなた―――」
小さく応えると、ほっとしたように眉を下げる。
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