天衣/21

何故か彼が哀しくて。愛しくて。

これほど汚らわしいものにまみれながらも、何処か凛とした一片の白さに目を奪われて。



音もなく肩から羽衣が滑り墜ちる。

羽衣は泥濘(ぬかる)む地面に張り付いて、濁った水分を吸い込み、重く沈み込み。



そして彼女は。

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