甘露/13

からから、からから

かざぐるまの音を聞きながら、陽光に眩しく光る甘い鶴を見つめた。
先程から逡巡していた事を、漸く決し、剣心は口を開く。
「明日から、また行かなくちゃならない」
巴も、いつ彼が切り出すかと感じていたのだろう。
ただ静かに真っ黒な瞳を揺らめかせて、微笑った。
「お仕事、ですね」
「・・・ゆっくり出来なくて、ごめん」
「いいえ―――」
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