甘露/11
「じゃあ、さ」
「はい」
「刀が振るえなくなったら・・・そうしようかな」
「そう、ですね―――」
かざぐるまは、剣心からいつの間にか巴の手に握られていた。
童女のように、腕高くかざぐるまを翳して。
乱れる髪を撫でつけることもせず、彼女は風を楽しむように。
かざぐるまを回す。
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