甘露/9
祭りのざわめきが、どんどん遠ざかって。
さわさわと、ほんのり何処か冷ややかな風が。
からから、からから。
もう片方の手に握られた、赤い和紙と竹で作られた小さなかざぐるまを回す。
それは何故だか近づいてくる秋を予感させた。
「・・・あなたは、器用ですから。 今からでも習えばきっと出来ますよ」
■次へ
■剣心・巴その4へ戻る
Worksへ