甘露/8
「懐かしいですね。 縁がよく龍とか馬のあめ細工を買っていたのを思い出します」
「・・・うん。俺も欲しくて、駄々をこねた」
光が差すと、琥珀色に変わる瞳を僅かに細めて。
剣心は我知らず口元を綻ばせていた。
「こういうのをやってみたかった。 手に取ったり、眺めたり、それだけで胸の何処かがあったかくなるような。 そんなものを、やってみたかった―――」
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