甘露/7
釣られて剣心も、ようやくそれに視線を落とした。
「へえ。 かざぐるまとあめ細工か」
剣心はあめ細工を掲げるようにしてそれを観察した。
すいっと伸びた白い生地に鮮やかな黒と紅が奔り、鋏で刻まれた細かな翼がぐっと伸び上がっている。
まるでおもちゃのようなそれは、食べてしまうには勿体ないくらい上出来だ。
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