甘露/4
「幼子は、それでいいんですよ。 わたしみたいに、変に聞き分けのいい子はよく心配されました」
剣心は目を瞬かせながら、巴の顔を凝視した。
不審に思って巴は小首を傾げて訊ねてみる。
「・・・どうかしました?」
「聞き分けのいい子は心配か・・・なんだか実感がこみ上げて」
「・・・・・・」
今度は巴が目をパチパチさせて、微かに頬を染めながら俯いた。
■次へ
■剣心・巴その4へ戻る
Worksへ