甘露/3
「俺はさ、よく師匠を困らせてたよ。 アレが見たい、コレが欲しい、ドコソコに行きたいって」
「意外ですね」
「人里に下りることが滅多になかったから、きっと舞い上がってた んだろうなあ。 今から考えると何もかも師匠におんぶに抱っこで面倒見てもらっ てたくせに、図々しかったな」
ころころと喉を鳴らして、巴が笑う。
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