邯鄲/8
くすりと微かな笑いを漏らして、巴はわざと視線を逸らせる。
「その方が似合いかな、と思ったんです」
「そ、そうか?」
右手の包丁を凝視して、暫し剣心は考え込んだ。
そして言い辛そうに口を開く。
「あー、でも・・・」
「でも?」
「板前だとかしてたら、巴さんには出逢わなかっただろう し・・・」
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