散り菊/2

剣心は手花火に詳しくもなく、曖昧に頷いて巴の傍にしゃがみ込んだ。
珍しく髪を結い上げて、彼女の長い首筋がとても細く見える。
ぼんやりとそれを眺めながら、剣心は無言で川縁の風に赤毛を揺らしていた。
彼女の指に挟まれた手花火はゆらゆらと蝋燭の炎の先で 不安定な火種を再び点す。
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