もみじ/8
やがて立っていることさえも辛くなってきて 巴は後ろの幹に全ての体重を預けた。
ぎゅっと剣心の襟を握り締めると彼の腕が彼女の腰に回り、 そのまま巴は崩れ落ちる。
いつも、彼は、優しく彼女を抱いてくれた。
それでも我を忘れ始めるとまるで縋り付くように掻き抱く。
少し不器用で、それでいて情熱的で。
自分より少しだけ若い彼の愛撫を彼女はとても愛しいと感じている。
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