もみじ/1

はらはらはらはら
降り注ぐ色とりどりの木の葉達。
さらさらさらさら
風の音と、混じり合うように葉擦れの音が微かに聞こえてくる。

首が痛くなるまで上を見上げていても、いつまでも飽きは来ない。
片手を掲げ、掌にかさりと留まる紅色、鬱金(うこん)色、柑子(こうじ)色・・・・・・
温かな、それでいて淋しげな配色に感嘆した。

それこそ、時が経つのも忘れるほど。
■次へ
■剣心・巴その2へ戻る

Worksへ