影見/18

「鏡、みたいだな」
おそらく頭の中でふと浮かんだだけであろう言葉が ぽろりと剣心の口から零れた。
巴はじっと湖面を見据えたまま、応える。
「・・・そうですね。  鏡、というのは影見から転じた言葉だと聞いたことがあります。  こうしてこの自然が創り上げた眺めを目の当たりにすると本当に  言い得て妙ですね」
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