影見/14

ゆっくりと巴は後を向いて剣心を見た。
相変わらず彼は微笑んでいたけれど、小萩屋に身を寄せていた頃は そんな風に笑った事など一度も無かった。
いや、笑えなかったのだろう。
自分は彼にちゃんとした言葉を返したことも無ければ、 己の素性を明かすこともしていない。
■次へ
■剣心・巴その2へ戻る

Worksへ