影見/2
「そうですね、でも雛の頃はそれはそれは煩さかったですよ」
巴は収穫した野菜を洗いながら剣心を振り返って応えた。
少し赤みを帯びた陽射しが彼女の頬の稜線を浮き上がらせて、 剣心の瞳にとても綺麗に写る。
言おうか、言うまいか躊躇していた彼だが きゅっと唇を結んで真っ直ぐ顔を上げて彼女を見た。
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