影見/1

数え切れないほどの燕が群れていた。
既に力強く羽ばたけるようになった子燕達と、 南へ帰ろうというのだろうか。
いつもはうるさい雀たちが気圧されたように姿を見せない。

「賑やかだな」

剣心は薬草の入った籠を背中から下ろすと 額の汗を拭きながら木々を見上げた。
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