銀の砂/3

やや瞳を丸くして巴が剣心を見遣る。

「町で見つけて・・・季節も終わりだし、あんまり出来も良くないからと 安くわけてもらったんだ」

照れくさそうに巴の後ろの空間を見ながら説明する。
巴は剣心の手から扇子を受け取るとゆっくりと開いてみた。

目に鮮やかな純白。

上部から下部へ向かって降り積もるような銀の砂。

・・・しばらく固まったようにじっと見入る巴の様子に焦れて 剣心が声を掛けようとしたとき。
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