手枷/15
剣心が気付くことのない、枷が、彼女の両手首には嵌っている。
憎い。
愛しい。
どうしてあなたは。
どうしてあなたが。
抜刀斎なのか―――・・・
キリキリと締め付けるように、腕に力を込める。
それでも彼にとっては彼女の力は『少し痛い』くらいなのだろう。
僅かに首を捻って、漸く唇を離しただけだ。
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