手枷/10

「巴さん・・・?」
不意に口を噤んでしまった巴の顔を、不安げに剣心は覗き込んだ。
唐突に現れた、薄い瞳にびくりとして、巴は我に返る。
「いえ。
 何でもないんです」
剣心は眉をやや寄せたが、徐に彼女の右手首を掴んで持ち上げた。
「?」
「・・・ちょっと熱い」
「そ、そうですか?」
「昨夜からそうじゃないかなって思ってたんだ」
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