手枷/9

―――わたしには、まだ出来ないのに。

人殺しのあなたが、

何故笑えるの?

どうしようもなく、羨ましかった。
どうしようもなく、妬ましかった。
どうしようもなく
愛しかった。

貴男の、深い深い、誰にも触れさせることのない、
貴男自身すら気付いていない、
真っ白な、その魂(たま)を

踏みにじりたい。
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