手枷/4
剣心は観念したように溜息をつく。
「何ですか?それは」
ゆっくりと瞬きしながら、巴は黒曜石のような瞳を剣心に向けた。
両手の中に収まる古びた和紙の箱を見て、能面のような巴の顔を見て。
剣心は漸く答を告げた。
「クモ」
「くも?」
「・・・子供達と遊んでて・・・」
剣心はゆっくりと蓋を持ち上げて、その正体を巴に明かした。
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