手枷/3
「・・・・・・」
巴は押し黙ったまま、暫し剣心を見つめていたが、 いきなりするりと立ち上がって近づいてきた。
彼女がそんな動きをするとは思いも寄らなかった剣心は、わたわたと 脚を崩して逃げようとしたが、間に合わない。
「・・・・・・」
彼の懐あたりを覗き込んで、巴は其処に小さな箱を認めた。
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