手枷/2
「あの?」
先程の呼びかけに気付かなかったようなので、巴はもう一度剣心に声を掛けた。
ピクリ、と彼の赤毛が揺れて、ゆっくりと細面の顔がこちらを向く。
「な・・・何?」
身体は部屋の隅を向いたまま、窮屈そうに顔だけを巴の方に 向けて、剣心はぎこちなく笑った。
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