手枷/1
かさかさと小さなモノが動く気配がした。
なんだろう、と顔を上げて部屋の隅を見ると剣心が背中を向けて、あぐらをかいて 座っているだけだ。
俯いて、なにやらウンウンと唸っている。
「あの・・・?」
普段なら気に留めるまでもない仕草なのだが、どこか妙に引っ掛かって 巴は躊躇いがちに声を掛けた。
時折、聞こえてくる『何かの気配』も気に掛かる。
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